「人のせいにする」というと、それが全て悪いという
勘違いが生じがち。

それは、「自分のせいなのに人のせいにする」という
意味だと思っているから。

これからお話しするのは、人のせいなのは人のせい、
そんな当たり前の事が理解できていない自分に
気がつかないＡＣが多い理由でもあります。

「人のせい」にすることについて。

「人のせいにすることは悪いこと」だと、
日本では道徳の面からも言われていたりして、
勘違いしている人が多いので説明しておきますね。

「自分に責任がなく人のせいである場合」は、
人のせいだという認識を持つことが重要です。
つまり「人のせいなのは人のせい」ということです。

ＡＣは、他者のせいなのに自分のせいだと
認識してしまって生きづらくなっています。

子供は、褒められなかったり認められなかったり
愛されなかった場合、親のせいでも、
自分が悪いからだ、自分の努力がたりないからだ、
と思うのだそうです。

そのしわ寄せが欝や依存などによって現れるとも
言われています。

子供は、自分のせいではないと無意識では解っているのですが、
認識としては「自分のせいだ」と思います。

何故かというと、親の前では無力であり、
親がいなければ生きていけない存在であり、
心を、無意識で守らなければ生きられないからだそうです。

心が壊れないように、自分のせいだと思うように出来ているのだそうです。

つまり、無意識では親が悪いと理解しているのに、
意識上、自分では気がつかない状態です。
なので精神的に混乱が生じて、お腹が痛くなったり
欝になったりなど精神的な病気が発生するのだそうです。

そのまま大人になってもそれが続いていると、
自分に嘘をついている状態が続いているということなので、
欝になったり過食したり依存状態などが続きます。